一昨日、3月定例議会が終了しました、昨日、その議会報告を後援会だよりとして作成しましたので、一般質問を除いた部分を掲載します。
新年度予算について
予算規模は、105億3千万円でほとんど昨年と同じ水準です。
歳入では、東京や愛知県などの地方の法人税を国が召し上げ、4千億円を地方にばらまいた「地方再生対策費」が、上山市にも1億4千4百万円、地方交付税に上乗せして交付されたため市財政が一息つくことができたという構図になっています。
歳入の内訳は、税収が38億円弱、地方交付税が33億円弱、国県からの補助金などが11億円超、そのほか地方消費税交付金、市債という市の借入金などです。
税収は、給与所得の伸び悩みにより若干減収となります。税収など自主財源という自前の収入源が多い自治体ほど、裕福で健全な経営ができることになります。
自主財源を増やすこと、それは税収を増やすことと同義語といっても過言ではありません。そのためには、企業誘致も必要ですし、市民一人ひとりの所得も伸びる必要があります。
歳出では、投資に充てる経費は、3億8千万円のみで相変わらずの緊縮予算です。その中で、横戸市長の一番の中心施策は、子育て支援です。これが、出生率の向上、人口増加につながればいいのですが。
平成21年度までの本市の財政再建計画は、今のところ順調ですが、本市のように財政力の弱い自治体は、国の財源に依存しているため、交付税の動向により状況が一変する危険性を抱えているのです。
新年度の主な施策
◆後期高齢者医療制度の創設
従来の老人保健制度を解体して75歳以上の高齢者を別枠にした保険制度が、後期高齢者医療制度です。県内全市町村が広域連合に加入して県一本で運営されます。
この制度は、高齢者の負担を増す制度だとして、問題点が指摘されています。
従来、サラリーマンの扶養になっていた高齢者は、保険料の負担はありませんでしたが、この制度では誰しもが負担しなければなりません。それも、介護保険同様、基本は年金からの天引きです。
介護保険では、介護費用が増えると保険料が上がる仕組みですが、この医療制度でも医療費が増えれば、保険料が上がる仕組みになっています。今後、実態を見ながら改善を要求すべき点はしっかり要求していく必要があります。
なお、窓口負担は、現役並みの所得の高い人を除いて1割負担です。
◆就学前の幼児の医療費の無料化
これは、子育てを第一に重視している市長の選挙公約で、内容は所得制限を廃止し、すべての乳幼児の医療費を無料にするというものです。県の制度改正に合わせるため、実施は今年7月からとなります。山形市や天童市では既に実施しています。
◆私立幼稚園への就園補助
子育て支援策として昨年度に引き続き、国の基準を5%上回る補助金を私立幼稚園の保護者に支給するものです。
予算委員会で、私が、「富裕層にも補助を出すのは、限られた財源を有効に使わなければならない状況下においては、予算額は大した額でないとはいうものの論理の整合性が取れないのではないか」と質問しましたが、市長は「保育園には多額の税金が投入されており、それとのバランスを考えれば補助を出すのは妥当である」との持論を展開しました。
◆温泉入浴アドバイザー制度を創設
旅館の従業員などから温泉への入浴法の講座を受講していただき、お客さんにアドバイスをする制度のようです。
◆小型除雪機の貸出制度の創設
市で5台を購入し、地区・PTA・ボランティア団体などに貸与する計画です。
◆農業集落排水と公共下水道の整備計画
宮川2地区の小笹・久保川・大門・菖蒲は新年度から農業集落排水が供用開始されます。
楢下は、平成22年からの供用となる予定です。農集排の整備はこれで一応終了となります。
公共下水道の整備は、今年度は、高野、三本松、石曽根の整備を計画しています。皆沢以南の本庄地区は公共下水道で整備する計画で、関根方面から順次整備が進められます。
宮生地区は計画上では公共下水道となっていますが、農集排への整備手法の見直しも含め、早期の計画決定が望まれる状況です。
◆水道料金の値下げ
県企業局の受水単価引下げに伴い、3月使用分から平均17.02%の引下げを行います。
◆競馬場について
大型のオーロラビジョンを撤去し、新たに屋内の3階を中心に、50インチのディスプレイを20台、42インチを6台設置します。
企業誘致に合わせ、入り口からスタンド前を通過し、西回りバイパスに接続する市道を整備する計画ですが、着工は企業立地に合わせてとなります。
◆南小学校の暖房設備
昨年度、北中にFF式ストーブを設置しましたが、同様の工事を南小でも行います。100台設置予定です。工事費6千7百万円。
◆大金入り林道の開通
宮生から三吉山までの大金入り林道が今年11月頃開通します。
これにより、三吉山から葉山まで尾根を歩き、下生居の部落まで降りずに林道を通って三吉山の参道入り口の駐車場まで戻ることができます。所要時間2時間ちょっとでしょうか、とても魅力的なハイキングコースと言えます。三吉山は他市からも大勢の人が訪れており、国道からの案内板設置も検討課題になっています。
葉山の古窯・時代屋の裏の山に桜が植栽され、散歩には中々いいコースらしいです。
3月議会で議論された中から
◎東町・仙石地区への大型ショッピングセンター進出計画
市としては、同地区を市街化区域へ編入することで手続きを進めてきましたが、県の許可が下りず進出計画は頓挫するかもしれません。
面積にして8haに及ぶ開発計画は、まちづくり3法及び県が新年度から進めようとしている、中心市街地活性化事業に逆行することになるため、市長は「かなり厳しい」との見解を表明しました。進出が頓挫すれば、道路向かいの区画整理計画も、市道の拡幅問題も白紙になります。
◎にし保育園の廃止後の活用
社会福祉協議会を移転させてはどうかとの提案に対し、市長は、子育てサークルなどから利用してもらう子育て支援施設として活用したいと答弁しました。しかし、具体的な中身までは示されませんでした。
◎市民会館の老朽化
昭和45年に建設した建物は、施設のあらゆる面で老朽化が著しく、新年度において今後の管理運営の方針を定めることになります。危険建物として閉鎖ということも想定しておかなければならないようです。
◎カミン問題
カミンは経営的に苦戦が続いていますが、この先、維持していけるのか、大きな市のお荷物になってしまうのか、大事な岐路にあります。
「だから二日町浴場を入れておけばよかったのに」という声もありますが、今を出発点として皆さんも打開策を考えていきましょう。
◎金生区画整理地内の保留地
金生区画整理地内には592区画あり、内訳は、民間所有が462、市が130です。その内、未建築区画は、民間所有が167、市所有が7となっています。市の区画については現在引き合いがあり、売却が期待されます。
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