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2008年11月17日 (月)

大江健三郎さんの大江流講演会

 昨日の日曜日も楽しいイベントが続きました。午前中は今年最後のK-ballの野球大会の審判。決勝戦は、鶴岡と山辺のクラブチームの戦いとなり、鶴岡が辛勝しました。鶴岡のエースは、近年にない逸材という噂の投手です。事前の話しでは最速139kmとのことでしたが、やはり中学生では打てない速さでした。体格も申し分なく、プロ野球も狙える素質と見ました。中学生の中でプレーしていると大人と子どもという感じでした。

 試合が延びたため女子駅伝の応援はテレビになりました。上山は5位に終わりましたが、南中の木村芙有加さんの活躍に拍手喝采。まだ中学2年ですし、順調に成長して将来は国際レベルにまでいってほしいものです。

 昼には、今回で25周年を向かえた、山元のそば祭りに行ってきました。例のごとく体育館で、漬物食べ放題付きで、そばとそばがきを堪能してまいりました。
 山元中学は、3年生が3人のみで来春の卒業をもって「やまびこ学校」も閉鎖されてしまいます。その後の活用は現在検討中ですが、学校の灯が消えても地域の生活すなわち文化はしっかり残るようにしなければと思います。

 その後は、シベールアリーナで、ノーベル賞作家 大江健三郎さんの講演会。大江さんの講演は、事前に書いてある原稿を見ながら行うもので非常に興味深い内容でしたが、私にとって難解な言い回しもあり、正直眠気を誘われたところもありました。
 息子の光さんとの関わり方については、相当の時間を割いて話されました。光さんは特殊な才能を持つサヴァン症候群らしく、知的障害ではありますが、大江さんは、世間に漂っているような障害を哀れむような考えにはとらわれず、親子関係を客観的に冷静に人間の相互依存という関係の中でとらえていると感じました。
 光さんは特殊な才能を持つサヴァン症候群らしく、絶対音感が身についているほか、ある年月の曜日を言い当てることもできるそうです。
 「本を読むことで想像力が育つ」という大江さん。周囲に翻弄されず、自分の世界を持ち、人生を楽しんでおられる大江先生がまぶしく見えました。
 大江さんにいただいた署名入り本(先着200人がもらえた)には、「注意深く」の文字がありました。10月の講演会を日にちの勘違いですっぽかした自戒の言葉でしょうが、先生特有のユーモアですね。
 オープニングで壇上に登場した時の最初の挨拶も、正面を向かないで演題に手を付いてうつむいたまま、「大江です」としゃべり始め、数分間一度も正面を向かず、原稿をたどりながら講演をする姿は、大江流なのでしょうか。やはり、天才の部類なのだと得心しました。
 

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