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2011年10月17日 (月曜日)

バイオマス利用で地域経済革命を

 先週、東北芸工大の三浦秀一先生の原発に依存しないエネルギー転換の講演を聴く機会がありました。演題は、「東北を日本で最初の非原発地域へ、そして100%自然エネルギー地域へ」。
 原発は危険だから反対というのは普通の言い分ですが、その代案については反応はマチマチですし、代替エネルギーについても様々な方法論が提案されています。
 しかし、森林の活用、木材をもっともっと活用することについては何人も異論はないかと思われます。
 以下、講演の中から印象に残った点を記載してみます。
 東北は、寒冷地なので家庭用電気の使用量が一番多いのは1月をピークにした冬場です。つまり、暖房の熱源として利用しているわけです。電気を熱に変換するのは極めて非効率にもかかわらず、オール電化が普及してしまいました。2009年度の数字では、新築住宅の半分がオール電化だったそうです。
 電気エネルギーは、明かりとかモーターを動かすなど電気に向いているものに限定し、熱エネルギーは極力薪(ペレットを含む)を使うことにすることがこの先の大事なポイントになるようです。
 日本は、フィンランド、スウェーデンに次いで世界第3位の森林面積率を誇っているのですが、薪の利用はほとんどなされていないと同じです。日本が持っている最大のエネルギー資源は森林です。
 EU諸国では、熱エネルギーを電気で賄うことが禁止されている国もあるとか。
 北欧と東北は共通する自然条件、そして小さな山間の村など社会条件も似ているところがあるといわれます。デンマークは、世界一の幸福度の高い国と評されている国ですが、人口は550万人、面積43,094K㎡、東北は人口930万人、面積79,473k㎡。
 東北では、高齢化率の高さ、限界集落問題など住み続けていく地域条件が崩壊しつつありますが、森林資源を活用することが解決策になる可能性を秘めています。
 かつて、山の資源を使っていたときは山村は豊かでした。上山の古屋敷などは蔵のある家が軒並みでした。
 北欧では、住民が投資をして発電事業を起こし、雇用も創出しており人口も低下せずに暮らし続けている小さな村がたくさんあるようです。
 森林を有効活用することによって、エネルギー問題を解決し、山村の生活が経済的に維持されるとはなんと素敵なことでしょうか。山村に暮らすことで豊かな生活を得られるということです。地方と中央(都会)の大転換になるということ。
 地域経済振興の観点から(地域の経済革命のためにも)エネルギー問題を見直すことが大事だと実感した講演でした。
 ということで我が家にもペレットストーブが入ります。先だって、市に補助金申請したところ3人の枠に私1人だけでした。意識の転換がまだのようです。

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