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2013年3月28日 (木曜日)

人口が減っても幸せに暮らせる社会を

 中林淳真さんのギターコンサートは、5月20日(月)午後7時から金瓶の宝泉寺本堂にて開催することにしました。宝泉寺で毎年秋に竹灯篭コンサートを開催している、「金瓶里づくり倶楽部」さんのご協力をいただき開催させていただく予定です。
 これから、チラシを作って前売り券を販売することになりますが、よろしくお買い上げのほどお願い申し上げます。

 さて、昨日の山形中央高校の選抜野球大会の勝利に心からお祝いを申し上げます。こういう勝利が山形県人に勇気を与えてくれると思います。

 今朝の新聞各社に、2010年を基準とした2040年における人口予測が載っていました。これは、国立社会保障・人口問題研究所の推計で、あまり誤差はない数字と思います。
 それによるといくつかの心配な点が浮き彫りになりました。
 山形県全体では39%も減少して、835,554人となり、我が上山市は38.4%減って、20,846人になると予想されています。上山市は毎年400人ずつ減っていき、2040年では65歳以上の比率が44.4%になるのです。
 全国的には、沖縄県は人口数はほとんど変動なく、東京を始め都市部でも減少幅は少ないのですが、65歳以上の比率は沖縄県と大都市部で大幅に増加することになります。
 逆に、山形などは、現在でも高齢化率が高いので、2040年でも増加率はわずかです。
 東京の高齢化率が34%になるなど都市部で高齢化が進めば、対応策も田舎と違い大変になることでしょう。
 以上のような、人口が減少し高齢化率が上昇することは前から分かっていたことであるはずですが、自治体政策上ではあまり認識されていないようです。
 上山市の議員や商工会関係者などにも、相変わらず人口増加策を講じるべきだと声高に主張している方もいます。
 向こう30年は人口は確実に減るのだから、それを前提に、人口が減っても幸せに暮らせる地域づくりに頭を切り替える必要があります。
 人口が増えた減ったと自治体間競争にこだわる方もいますが、県全体や国全体から見れば、人口が増えているのではなく、人口が移動しているだけです。
 山形市の自治体が増えるということは、その周辺の人口が減ることを意味します。このようにして人口が偏ることは、地域間格差がより顕著になり良くないことであると思います。均衡のとれた国土発展のためにも、もっと田舎に人が住むような仕掛けが必要だと思います。そのためにも、農業、林業、漁業で生計が成り立つようにしていかなければなりません。

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2013年3月26日 (火曜日)

86歳のギタリスト 上山に来る

 先だって、今年86歳になる日本ギター界の大御所の中林淳真さんからメールがあり、毎年恒例となっているセレナーデコンサートで東北を通るので、上山市で是非コンサートを企画してくれとのことでした。
 中林さんは、「生の音楽を届けたい」の一心でここ30年間、それこそ日本中を自動車で出前コンサートをやってきたのです。
 私は、、このセレナーデコンサートの記事が新聞に載ったので中林さんに電話をして上山に来てもらったのですが、かれこれ20年ほど前になるのでしょうか。以来、6回ほど上山でコンサートをやっていただきました。上山城、上山病院、名月荘、猿倉レストハウス、市民会館などでです。
 今年は、5月20日の月曜日の夜にやることになりましたが、会場はこれから探します。
 中林さんは、日本人ギタリストとして初めてにカーネギーホールでコンサートをした人で、今年もカーネギーで演奏する予定だそうです。86歳でまだまだ現役で頑張る中林さんのコンサートに是非おいでください。入場料は1500円程度になるかと思います。http://atsumasa.main.jp/

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2013年3月22日 (金曜日)

TPP・原発と倫理

 TPPに今参加しないと日本経済が駄目になる、流れに乗り遅れないようにとの宣伝もあり、政府は参加に完全に前のめりになっています。
 後で考えた時に、あの時の参加決定が間違いの始まりだったとならないか、とても心配しています。
 TPPと原発は根っこは同じではないでしょうか。お金VS倫理のせめぎあいになっていると思います。
 倫理とは、私が考えるに「人間の命を大事にして人類の持続可能性を追求すること」であり、倫理はお金に優先すべきものであると考えています。
 そう考えれば、TPP反対と脱原発の運動は、「人間が生きることとはどういうことか」との根源的な問いに答える作業でもあると思います。日本人の生き方が問われているということです。
 ドイツは2022年までの脱原発を決めました。なぜ事故当事国の日本でできないのでしょうか。
 昨年の3月11日の福島県民大集会でノーベル賞作家の大江健三郎さんは、次のように「倫理」を訴えておられました。「バブルの頃から倫理的という言葉をあまり使わなくなりました。私は、倫理的な責任を取るということが、人間の一番根本的なことでなければならないと考えています。倫理的な責任とは、この世で人が人間的に生きることを妨げるような行動を取ってはならないということです」。
 加藤登紀子さんも、「生きることがどこかで破滅や破壊につながるのではなく、生きることが限りない喜びにつながる生き方を見つけたい」と訴えておられます。
 加藤登紀子さんの「ふくしま うた・語り」というCDを是非聴いてみてください。原発推進派の方々は、反対派を非現実的と批判しますが、原発推進派の方々こそ非現実的であることに気付くでしょう。
 歌舞伎町を久しぶりに歩いてみました。過剰な電力が野放し使い放題にされています。ラスベガスも異常ですが、密度から見れば、ラスベガス以上にまともではないと感じます。
こんなことのために原発が使われることに賛同することはできません。

 TPP参加は、日本の崩壊の始まりを予感させます。私が信頼している人々は、悉く反対を唱えています。宇沢弘文さん、内橋克人さんなどは、「TPPはあらゆるものを利益追求の対象にする、儲かるためにはなにをしてもいいという市場原理主義」に貫かれていると徹底的にアメリカを非難しています。
 また、元防衛大学教授の孫崎亨さんは、「国家主権投げ捨てる安倍政権」と題する論文を寄稿、鈴木宣弘東大教授も論文の中で、「許しがたい背信行為」、「この国に未来はあるのか」、「史上最悪の選択肢」と酷評。
 日本はアメリカとは社会の成り立ちが全く違います。長い年月をかけて培われてきた日本の自然環境、地域の文化、助け合いの風土は解体されていくことでしょう。
 日本伝統の食文化の基本は、味噌、醤油ですが、原料となる食用大豆の自給率は、22%程度といわれています。
 既に日本の伝統的食文化は外国に依存していることになりますが、今後は、TPPによって、モンサント社の種子で作られた遺伝子組み換え大豆が大量に入ってくるのでしょうね。

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2013年3月15日 (金曜日)

現行の外国人研修制度は廃止すべき

 広島県のカキ加工工場で8人が死傷する事件が起きました。中国人研修生が犯人ということですが、研修とは名ばかりのケースが多いのが事実です。
 安い賃金で働き手を確保できるために、外国人研修生制度が利用されているわけです。  中国など送り出す側の国に手配師といえる会社があり、補償金を用立てるとしてお金を前借りさせ、労働者をがんじがらめにしてしまうなど問題ケースが多いようです。
 そのような労働者を日本側の受け入れ企業がいいようにこき使いトラブルが後を絶たず、国会でも取り上げられたのでした。パスポートの取り上げ、強制貯金、最賃法違反など法令無視が続いたからです。
 私も、5~6年前に山形市内の企業で働いていた研修生を1週間保護しながら、経営者と交渉した経験があります。日本人経営者の倫理が問われる問題です。

 さて、今日政府はTPP参加を表明するとしています。日本の介護現場は、外国人労働者に頼らなければ維持できないと断言する専門家もいます。TPPによって日本の労働市場はどうなっていくのでしょうか。
 アメリカは、TPPを中国を封じ込めるための世界戦略(パックス・アメリカーナというアメリカの世界支配)として位置付けているのですから、アメリカのルールに日本が合わせることが求められると私は考えています。TPPについては改めて書きたいと思います。

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2013年3月13日 (水曜日)

復興を妨げる悪徳業者の中抜き

 日本人てこんなひどいことをする国民だったのかとがっかりする記事が2つ。
 1月28日付けの河北新報の記事によれば、仙台市が発注した震災による損壊建物の解体工事で、多重下請けが横行し、実際に施工する業者が赤字で請け負わざるを得ないケースが相次いでいるとのことです。
 7次下請けは珍しくなく9次下請けもあるというから驚きです。つまり、下にいくほど途中の会社が工事費から5~10%の利益を中抜きするため、元請と下請け上位の会社は手を汚さずにぼろ儲け、下位の業者は赤字になる仕掛けです。仮に、赤字にしないとすれば、それは労働者の賃金を削るしかなくなります。立場の弱い会社、弱い労働者にしわ寄せがいく構造です。
 このような事態に対して仙台市の担当者は、こともあろうに、「下請け間の問題は民間企業の商取引なので、市は関与しない。解体工事費は元請けまでが公金だが、元請け以降は民間の金」と説明しているといいます。この発言は、懲戒処分に値します。
 税金で特定の業者を肥え太らせている、こんなことが許されるわけがありません。だから、国においては公契約法、自治体には公契約条例が必要なのです。この法律では、元請けが下位のすべての下請け業者に支払う賃金まで責任を持たなければならなくなります。
 昨晩のTVで、原発作業員の中抜きの実態が報道されていました。原発でも、8次、9次まで下請けされていて、本給をカットするだけでなく危険手当も支給していないなど、出鱈目な実態があるようです。
 これは東京電力の管理責任の範疇です。先の仙台市の担当者のような認識だとすれば厳しく糾弾されなければなりません。

 また、中抜きとは別問題ですが、2月20日付けの毎日新聞に、復旧・復興工事で落札者が決まらない「入札不調」が相次いでいるとの記事がありました。人件費と資材価格が高騰したため、受注すると赤字になるため、業者が入札に参加したがらないということです。
 これは、発注する側に問題があります。工事費の積算(見積り)が低すぎることに原因があります。労務単価や資材費に実勢価格を反映しきれていないことが問題なのです。
 業者側に問題があり、発注者側にも問題がありということで、復興は前途多難です。
 対策は見えていないのではないのですから、国が本腰を上げてやるしかないと思います。

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2013年3月12日 (火曜日)

脱原発・反原発のたたかい

 昨日の夕方は、「3.11私は忘れないさようならキャンドルウォーク」のデモ行進を行い、引き続いて山形市民会館にて「脱原発の集い」を行いました。
 原発事故から2年が経過して、最近は原発推進派の巻き返し攻勢が堂々となされているように思えます。
 昨日は、福島から自主避難してきている母親の「普通の暮らしがしたい」という当たり前の、しかし切実な訴えもなされ、会場の約170名の聴衆の涙を誘っていました。
 また、Laハラトミ太鼓の鎮魂の太鼓、最後には躍動感あふれる希望の太鼓も演奏され、参加者は、脱原発の覚悟を改めて肝に銘じたものと思います。
 ドイツのように、原発からは撤退の道しかないはずなのに、政府は何を躊躇しているのでしょうか。利権の構造、ここでも金?。日本人はそんなにも欲深い国民だったの?
 政府は道徳教育を重要視していますが、推進派の人達こそが道徳の勉強をし直す必要がありそうです。
 これからも脱原発・反原発のたたかいは続きます。
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2013年3月11日 (月曜日)

東京大空襲

 今日の震災2年目にあたり、午後6時から「さようなら原発キャンドルウォーク」と引き続いて、山形市民会館にて「脱原発の集い」を開催します。午後6時から山形市の第二公園を出発しますので、多くの方に集まっていただきたいものです。

 ところで昨日は、東京大空襲の日でした。一夜にして約10万人もの死者が出るという民間人を狙った虐殺といえるものです。通常爆弾ではなく焼夷弾を使うなど、燃えやすい日本家屋の特徴を逆手にとって、燃焼実験をした上で強風の日を選んだ周到な作戦だったようです。
 この作戦を指揮したのは、カーチス・ルメイ将軍でした。1964年日本国政府は、この非道な軍人ルメイに勲一等旭日大綬章を与えました。理由は、航空自衛隊の創設育成に寄与したということですが、戦争責任論を封殺しようとした勢力の意図が感じられます。あまりに出鱈目で無神経な勲章授与と思います。
 おりしも、北朝鮮が今日から韓国との停戦協定を白紙化するとしています。人間は争うことなく平和的に生きることができない動物なのでしょうか。

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2013年3月 8日 (金曜日)

屈辱の日

 今朝の新聞に、安倍総理が4月28日を「主権回復の日」にすることを検討しているとの記事がありました。これは、総選挙時の公約でもあったようです。これは、サンフランシスコ平和条約の1952年4月28日を指して言っているわけですが、沖縄では、この日を「屈辱の日」と呼んでいるそうです。それは、先の条約によって、沖縄と奄美、小笠原が本土から切り離されてアメリカの占領が決まったからです。ちなみに、奄美が日本に復帰したのは、翌年の12月25日、小笠原は1968年、沖縄は1972年(昭和47)年5月15日でした。
 沖縄側からすれば、捨てられたという感情があるということですが、当たり前の感情でしょうし、私たち本土の人間が沖縄のその感情を避難する資格はないと思います。
 昨年、このブログで「分島改約」のことについて書いたことがあります。私は、恥ずかしながら「分島改約」という事実について甚だ認識不足だというのが分かりました。
 「分島改約」というのは、1880年に清国に対し行った提案です。
 すなわち「尖閣を含めた宮古、八重山諸島を清国にやるから、そのかわりに、日清修好条規を改正し、清国内での通商権を欧米列強並みにしてくれ」という提案です。日本が、宮古、八重山の主権を放棄する提案をしていたのです。
 仮調印までいったものの、幸いこの日本側の提案は清国から拒否されました。相手国に領土を差し出しておいて、尖閣は日本の固有の領土だなどとよく言えたものだと思いますが、明治期の政府以降今日まで沖縄は軽んじられ国策のために利用されてきたことがわかります。

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2013年3月 2日 (土曜日)

私たちは事実を知らされていない

 昨日は、山形国際ドキュメンタリー映画祭主催の3.11を忘れないための映画上映イベントに行き、まとめて3本の映画を観てきました。
 広島で被爆し、やけどを負って長崎に帰郷したらまたもや被爆する羽目に陥った、語り部山口彊さんの記録「二重被爆」、ビキニ環礁で被爆した船員の運命を記録した「放射能を浴びたX年後」、チェルノブイリ原発事故後の街の荒廃した姿を記録した「プリピャチ」の3本です。
 それぞれ強烈な物語ですが、これはフィクションではなく事実なのです。私たちは知らないことが多すぎると思いました。いや知らされていないと言った方が適切でしょう。
 昨日は、折しも、ビキニ環礁で第五福竜丸が被曝した日でした。1954年3月1日。アメリカは、ビキニで100回以上もの核実験を行い、多くの船員、島民が被曝したのですが、補償金はわずかで船主のみに手渡されて闇に葬られたしまったのです。山形県の船も被曝していることがわかりましたし、アメリカの内部文書では、風向きによって日本全体がすっぽり死の灰をかぶっていたことも判明しました。
 広島長崎だけでないのです。アメリカは何と罪深いことを繰り返すのでしょう。今現在も。そんな国に追随しなければならない日本の姿は哀れなものです。
 チェルノブイリ原発事故後の街の荒廃した姿を記録した「プリピャチ」は、詩人 若松丈太郎さんの「神隠しされた街」に出てくる死の街です。しかし、映画の中で原発の作業員が「冷却水の池にいる鯉は2万ベクレル」と話す場面がありましたが、昨日のブログに書きましたが、福島第一原発の港湾のアイナメは51万ベクレルでした。福島の汚染は相当深刻なようです。
 

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2013年3月 1日 (金曜日)

品格のある日本でありたい

 今日から3日間、フォーラム山形で東日本大震災復興支援上映プロジェクトが行われます。私も放射能被ばくの映画を3本観ることにしています。
 それにしても嫌なニュースが目白押しで辟易しています。その中のいくつかを挙げると。

◆九州電力の役員報酬平均3200万円を出す方針
 一般社員の年収は、平均21%削減し、826万円から650万円にするが、役員は人数を3人増やした上に相変わらずの法外な報酬を出し続ける方針という。これで国民の納得が得られると思っている、その感覚がやられているとしか思えません。

◆東京電力が2万人の被ばく記録を未提出
 原発事故後に福島第一原発で働いていた作業員の被ばく線量の記録を全国の原発作業員のデータを一元的に管理する公益財団法人「放射能影響協会」にまったく提出していなかったことが、昨日の朝日新聞の1面に載っていました。「原発作業員は会社を転々とする人が多く、一元管理を徹底しなければ被曝限度を超えて働き続ける人が続出しかねない」ということです。

◆アイナメから51万ベクレルのセシウムが検出
 昨日28日の東京電力の発表によれば、福島第一原発の港湾内で捕獲されたアイナメから、51万ベクレルという国の食品基準値の5100倍という過去最大の値が検出されたとのことです。

◆上関原発建設に反対していた漁協が漁業補償金受領
 中国電力からの漁業補償金の受け取りを拒否していた山口県漁協祝島支店が昨日の会合で受け取りを決めたということです。出席した約50人による投票の結果、約3分の2が受領に賛成したということですが、高齢化で漁業が続けられないから少しでもお金を受け取った方が得策と判断した人が多かったのでしょう。
 生活していけなかったら元も子もないのはわかります。やはり金に勝つのは容易なことではないことを実感したのでした。

◆仙台市発注の損壊建物解体で工事費中抜き
 7次受け、8次受け、9次受けなど多重下請が横行し、各段階で工事費が中抜きされるため、実際に施工する業者は赤字となるケースが相次いでいるとのことです。元請と下請け上位の業者は仕事をせずに利益を得ていることになりあまりにも理不尽です。
 これを防ぐ意味でも、今山形市で制定しようとしている、公契約条例が必要なのです。
 また、一方で、作業員不足、資材不足により人件費や資材が高騰し、受注すれば赤字になるため入札業者が集まらず、入札が不調になっているケースも相次いでいるとのことです。これでは復興はままなりません。
 政府は、大型補正予算を組んでいますが、現状では地方自治体では消化しきれないとの指摘もあります。

 目先の利益に踊らされている日本国民。安部総理は、施政方針演説で「世界一」という言葉を7回も連発したそうですが、世界一品格のある、他国から尊敬を集める国でありたいと強く思わざるを得ない出来事が多すぎます。

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