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2013年3月 8日 (金曜日)

屈辱の日

 今朝の新聞に、安倍総理が4月28日を「主権回復の日」にすることを検討しているとの記事がありました。これは、総選挙時の公約でもあったようです。これは、サンフランシスコ平和条約の1952年4月28日を指して言っているわけですが、沖縄では、この日を「屈辱の日」と呼んでいるそうです。それは、先の条約によって、沖縄と奄美、小笠原が本土から切り離されてアメリカの占領が決まったからです。ちなみに、奄美が日本に復帰したのは、翌年の12月25日、小笠原は1968年、沖縄は1972年(昭和47)年5月15日でした。
 沖縄側からすれば、捨てられたという感情があるということですが、当たり前の感情でしょうし、私たち本土の人間が沖縄のその感情を避難する資格はないと思います。
 昨年、このブログで「分島改約」のことについて書いたことがあります。私は、恥ずかしながら「分島改約」という事実について甚だ認識不足だというのが分かりました。
 「分島改約」というのは、1880年に清国に対し行った提案です。
 すなわち「尖閣を含めた宮古、八重山諸島を清国にやるから、そのかわりに、日清修好条規を改正し、清国内での通商権を欧米列強並みにしてくれ」という提案です。日本が、宮古、八重山の主権を放棄する提案をしていたのです。
 仮調印までいったものの、幸いこの日本側の提案は清国から拒否されました。相手国に領土を差し出しておいて、尖閣は日本の固有の領土だなどとよく言えたものだと思いますが、明治期の政府以降今日まで沖縄は軽んじられ国策のために利用されてきたことがわかります。

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