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2013年3月22日 (金曜日)

TPP・原発と倫理

 TPPに今参加しないと日本経済が駄目になる、流れに乗り遅れないようにとの宣伝もあり、政府は参加に完全に前のめりになっています。
 後で考えた時に、あの時の参加決定が間違いの始まりだったとならないか、とても心配しています。
 TPPと原発は根っこは同じではないでしょうか。お金VS倫理のせめぎあいになっていると思います。
 倫理とは、私が考えるに「人間の命を大事にして人類の持続可能性を追求すること」であり、倫理はお金に優先すべきものであると考えています。
 そう考えれば、TPP反対と脱原発の運動は、「人間が生きることとはどういうことか」との根源的な問いに答える作業でもあると思います。日本人の生き方が問われているということです。
 ドイツは2022年までの脱原発を決めました。なぜ事故当事国の日本でできないのでしょうか。
 昨年の3月11日の福島県民大集会でノーベル賞作家の大江健三郎さんは、次のように「倫理」を訴えておられました。「バブルの頃から倫理的という言葉をあまり使わなくなりました。私は、倫理的な責任を取るということが、人間の一番根本的なことでなければならないと考えています。倫理的な責任とは、この世で人が人間的に生きることを妨げるような行動を取ってはならないということです」。
 加藤登紀子さんも、「生きることがどこかで破滅や破壊につながるのではなく、生きることが限りない喜びにつながる生き方を見つけたい」と訴えておられます。
 加藤登紀子さんの「ふくしま うた・語り」というCDを是非聴いてみてください。原発推進派の方々は、反対派を非現実的と批判しますが、原発推進派の方々こそ非現実的であることに気付くでしょう。
 歌舞伎町を久しぶりに歩いてみました。過剰な電力が野放し使い放題にされています。ラスベガスも異常ですが、密度から見れば、ラスベガス以上にまともではないと感じます。
こんなことのために原発が使われることに賛同することはできません。

 TPP参加は、日本の崩壊の始まりを予感させます。私が信頼している人々は、悉く反対を唱えています。宇沢弘文さん、内橋克人さんなどは、「TPPはあらゆるものを利益追求の対象にする、儲かるためにはなにをしてもいいという市場原理主義」に貫かれていると徹底的にアメリカを非難しています。
 また、元防衛大学教授の孫崎亨さんは、「国家主権投げ捨てる安倍政権」と題する論文を寄稿、鈴木宣弘東大教授も論文の中で、「許しがたい背信行為」、「この国に未来はあるのか」、「史上最悪の選択肢」と酷評。
 日本はアメリカとは社会の成り立ちが全く違います。長い年月をかけて培われてきた日本の自然環境、地域の文化、助け合いの風土は解体されていくことでしょう。
 日本伝統の食文化の基本は、味噌、醤油ですが、原料となる食用大豆の自給率は、22%程度といわれています。
 既に日本の伝統的食文化は外国に依存していることになりますが、今後は、TPPによって、モンサント社の種子で作られた遺伝子組み換え大豆が大量に入ってくるのでしょうね。

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